椿の襲(かさね)のティーマット
平安時代、日本には襲という特有の文化がありました。
十二単衣のように重ね着をして、襟元、袖口などすこしずつずらして、色の重なりを見せることで季節ごとの自然の変化を表現し、愉しむ文化です。
今回みなさまにお届けするリネン製品は、「椿の襲」のティーマットです。椿の花弁のグラデーションを「艶紅色」(つやべにいろ)と「紅梅色」(こうばいいろ)で表現しています。
このティーマットの上にお抹茶などの緑色が加わると、椿の花弁と、葉の色が表現され、まさに「椿の襲」の世界観が生まれます。
このティーマットの上でお茶やお菓子などみなさまのお好きなものを乗せて、襲の文化をたのしんでいただけたら、と思います。
ティータイム以外にも、花瓶を置いてお花を生けたり、置物を置いたり、インテリアの一部としてもおたのしみいただけます。
みなさまの思い思いの使い方で、素敵なひとときをおたのしみください。
リネンは人類史上最古の植物繊維とされ、その歴史は数万年に及びます。
さらに、環境にやさしくサステナブル性の高い魅力的な繊維です。
“about LINEN”では、リネンの起源、歴史、特徴などさらに詳しく解説してます。→https://teisen-linen.jp/aboutLINEN
ご興味のある方はぜひご覧ください。
今後、椿の襲のほかにも季節に合わせた様々な襲色のシリーズを展開していきます。
WEBページや、SNSなどの配信をご覧ください。
※お使いのパソコン、携帯の環境によって、色の見え方が異なる場合がございます。予めご了承くださいませ。
―お取り扱いについてー
下記の点にご注意いただくと、より永く、良い状態でご使用いただけます。
・濃色のため、水濡れによる色移りの恐れがあります。お洗濯の際は他のものと区別して、漬け置きはお避けください。
・リネンはフラックスという天然の植物が原料のため、糸が部分的に太くなっているネップや、フシ、毛羽立ちなどが目立つことがあります。天然繊維ならではの味わいとしてお楽しみください。
・タンブラー乾燥は繊維を傷め、縮みの原因になることがありますので、おやめください。お使い始めは毛羽落ちがあります。脱水後は軽くはたき、よく形を整えて、陰干ししてください。
・中性洗剤をご使用ください。漂白剤や蛍光増白剤を含む洗剤は、風合いや、色を損なうおそれがありますので、ご使用をお控えください。
・アイロンがけする時は、霧吹きで濡らしてから高温でかけると、ハリのあるきれいな仕上がりになります。
・リネンは始めはすこし硬めですが、洗濯をくりかえして使い込んでいくと、やわらかく、いい風合いになっていきます。ご使用前に、桶に水入れ洗剤などを使わずに水を2~3回変えながら、すすぎ洗いすることをおすすめします。